菅野を“隠れ蓑”に…巨人杉内は「裏ローテ」で14勝以上狙い
■目指すはオフの大型契約
DeNAとの開幕カードは菅野と、以前から抜群に相性がいい内海の順で滑り出すことが濃厚。杉内は2カード目初戦の登板が有力視されている。相手はこの日対戦した中日。昨季は4試合で2勝負けなし。防御率2.42とカモにしているのだ。
「3年連続2ケタ勝利といっても、12、11、10勝と年々減少している。今季は4年総額20億円の大型契約の最終年だけに、『あと14勝の通算150勝を達成したい。200イニングを目指す』と目標が明確。仮に開幕投手を任されて、以降しばらくエース級との対戦が続くより、『裏ローテ』の方が相手投手の質は確実に落ちる。開幕投手には他球団のマークも集中するでしょう。杉内は超のつく現実主義者。菅野の存在を“隠れ蓑”に、最低14勝のノルマは何としても達成したいんです」(前出の関係者)
開幕投手なんて一時の名誉に過ぎない――。とまでは言わないが、このオフに再び大型契約を結ぶべく、自身の成績を追求する方が、杉内にとってははるかに重要なのだ。