A・ロッド復帰がマー君にもたらす打撃とは別の“恩恵”
ヤンキースの田中将大(26)がキャンプ地のクラブハウスでA・ロドリゲス(39)と対面したことが現地で話題になっている。
田中はメジャー歴代5位の654本を誇る強打者を前に軽く会釈。そのうえで、挨拶程度の会話も交わしたという。
ロドリゲスは昨シーズン、薬物規定違反の影響でシーズンを「全休」。今季は自主トレからやる気を見せている。昨年(13勝5敗、防御率2・77)以上の成績を期待される田中にとってみれば、頼りになる主砲だ。
復帰の恩恵は打撃面だけではない。ロドリゲスはヤンキースに移籍してからというもの、薬物違反だけでなく、試合中のナンパや球団批判など、事あるごとに問題を起こしてきた。おかげで、手厳しいニューヨークメディアから常にマークされるばかりか、何かあれば批判の矛先はロドリゲスに向けられる。
7年161億円の大型契約を結びながら、1年目の途中から右ヒジ故障で戦列を離れた田中。今年の重圧やプレッシャーも相当なものだが、「不良主砲」のおかげで少しは軽減されるというのだが……。