レフティーに苦戦予想も…錦織圭の3回戦は“仮想ナダル”

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 対策は万全なのか。

 日本時間15日のBNPパリバ・オープン(米インディアンウェルズ)2回戦でストレート勝ちした世界ランク5位の錦織圭(25)。17日に予定される3回戦の相手は世界ランク31位のベルダスコ(31=スペイン)に決まっているが、欧米メディアの一部は早くも錦織の苦戦を予想している。過去2試合の対戦でいずれも黒星を喫した「左利き選手」だからだ。

 テニス界では圧倒的に多い右利きより左利きの方が有利といわれる。例えば、左利きの選手が普通にサーブを打つだけで右利きのバックサイドへボールが打ち込める。ラリーも同様で、錦織にとっては片手で打てるフォア側より、両手打ちで打球へのリーチも短くなるバック側を攻められる方が返しづらくなる。現在世界ランク3位のレフティー、ナダル(28=スペイン)はその「利点」を生かし、強豪選手にのし上がってきたといわれている。

 錦織の対左利き選手との通算成績は26勝14敗(勝率.650)。対右利き(勝率.656)と数字上では遜色がないものの、戦いにくい相手であることは間違いない。

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