いよいよ船出のハリル日本 “構想外”に浮上する常連の名前
もうひとり、右サイドバックの内田篤人の立場も微妙だ。
「とにかく右膝の調子が悪く、内田本人も『いつも無理をしている。もう完治はしない』と諦めている。ドイツで筋トレに励み、ここ1年で下半身はかなり鍛え上げられたものの、右太もも裏の肉離れも慢性化しており、この2人は、ケガの程度によっては構想外になっても、決して不思議ではない」(前出のジャーナリスト)
合宿がスタートした頃の内田は「ずっといるのか、ドイツに帰るのか、それは分からない」と話していたが、現時点での体調は上々のようで、27日のチュニジア戦(午後7時30分キックオフ)の前日練習(26日)ではフィジカルトレーニングをフルにこなした後、ハーフコートを使った紅白戦でも主力組として活発に動き回った。
長友不在の代役はFC東京所属のレフティー太田が務め、チュニジア戦に先発予定。このポジションには合宿参加中のG大阪DF藤春、バックアップに入った川崎DF車屋とイキのいい選手が揃っている。右サイドバックにはドイツ組の酒井宏が復調傾向にあり、内田からポジションを奪還しようと虎視眈々と狙っている。
日本代表のサイドバックは、長らく「右・内田-左・長友」が定番だったが、新体制で様相一変の可能性大である。