ダルの執刀医もこれだけある 「トミー・ジョン手術」の失敗例
今月17日にダルビッシュ(28)が右ヒジのトミー・ジョン手術(ヒジの側副靱帯再建手術。以下TJ手術)を受けたが、この手術は失敗に終わるケースも10~15%くらいある。エース級、クローザー級の投手も例外ではない。
■大塚晶則
レンジャーズ在籍中の07年夏にヒジを痛め、その後、靱帯の部分断裂と診断され、08年1月にLAでルイス・ヨーカム医師の執刀で手術を受けた。しかし投球練習再開後、ヒジに痛みが出て復帰できず10年1月に再度、同医師の執刀でTJ手術を受けた。だが、これも成功せず再び米国のマウンドに立つことはなかった。
■クリス・メドレン
ブレーブス在籍中の10年8月にヒジを痛めてダルビッシュと同じジェームズ・アンドリュース医師の執刀でTJ手術を受け、11年9月に復帰。13年には15勝してエースにのし上がった。しかし翌14年春のキャンプで再度、ヒジの腱を断裂。アンドリュース医師の執刀で2度目の手術を受けた。その後、ブレーブスを退団。今季はロイヤルズと契約したが、復帰のめどは立っていない。