ダルの執刀医もこれだけある 「トミー・ジョン手術」の失敗例
■ライアン・マドソン
フィリーズのクローザー、セットアッパーとして大活躍した後、12年にレッズに移籍。だが、移籍直後の春のキャンプでヒジの靱帯を断裂。同年4月にヨーカム医師の執刀でTJ手術を受けた。しかし、痛みの再発や手術の後遺症などでメジャーのマウンドに復帰できない状態が続いている。
■ダニエル・ハドソン
ダイヤモンドバックスのエース格だったが、12年7月にヒジを痛めヨーカム医師の執刀でTJ手術を受けた。しかし、翌13年6月にマイナーで実戦に復帰した際に再度ヒジの靱帯を断裂、すぐに手術が必要になった。ヨーカム医師が前月に死去し、ハドソンはアンドリュース医師の執刀で手術を受けた。昨年9月、15カ月ぶりにメジャーに復帰したがメッタ打ちに。今季もオープン戦で打ち込まれメジャー復帰のメドは立たないままだ。
これらの例が示すように、メジャーリーガーのTJ手術はアンドリュース医師かヨーカム医師が引き受けるケースが多かったが、一昨年5月にヨーカム医師が急死したあとはアンドリュース医師に集中する傾向がある。