イチローに強力ライバル “万能型”ケリーが「5人目外野手」に
メジャー15年目のシーズンは「4人目の外野手」に位置付けられたマーリンズ・イチロー(41)。
レギュラーシーズン開幕を前にウカウカしていられなくなってきた。
チームは5日(日本時間6日)、開幕ロースター25人を発表。CBSスポーツ(電子版)によれば、外野にはイエリッチ、オズナ、スタントンのレギュラーに加えて控えにはイチローの他、ドン・ケリー(35)が5人目の選手として登録された。
メジャー8年目を迎えるケリーは、これまでのべ4球団を渡り歩いてきた苦労人だ。タイガース時代の10年には主に代打で起用され、9本塁打を放つなど意外性のある打者だ。
打撃ならイチローに分があるとはいえ、ケリーの持ち味は投手も含めた全ポジションをこなす守備力。11年にはタイガースで救援投手として1試合に登板し無失点。同年には故障した正捕手V・マルチネスに代わって6イニングにマスクをかぶった経験もある。今季のオープン戦では本職の外野以外にも投手と捕手を除く内野の全ポジションで出場。失策は三塁でわずか1個とまずまずの守備を披露している。ケリーの守備力は高く評価されているそうで、外野の守備固めでもイチロー以上に重宝されそうだ。
イチローは控えの座までケリーに奪われるかもしれない。