貧打の巨人打線によぎる「飛ばないボールでV逸」の悪夢

公開日: 更新日:

 巨人が12日、ヤクルト投手陣からもらった2連続を含む3つの押し出し四球で逆転勝ちした。5球団との対戦を一通り終え、7勝8敗の4位。原監督は「打てば勝機はあるということ。ふた回り目でこっちも対策を考えながら、選手たちも形で出してくれると思う」と話した。

 スタートダッシュ失敗の原因は昨季から続く「貧打」。チーム打率.229はリーグワースト2位。50得点は3位だが、失点が53と上回っているのだから借金生活も当然だ。最大の「誤算」は狭い東京ドームを本拠地にするあの巨人が、ホームランを打てないことである。これまで亀井と片岡で放った計5本のみ。阿部、坂本、長野、村田らの中軸が揃ってゼロなのは明らかな異変だ。この日の試合前、巨人の某選手がこう言った。

「ひと回りして分かったこと? またボールの仕様が変わったのではないか? ということ。去年より明らかにボールが飛びませんよ。ホームランだ! と思った打球がフェンス手前で急失速することが何度もあった。ここ2年は飛んだけど、統一球が導入された頃(11、12年)に近い打感かもしれない」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    参院選で自民が目論む「石原伸晃外し」…東京選挙区の“目玉候補”に菊川怜、NPO女性代表の名前

  4. 4

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  5. 5

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  1. 6

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  2. 7

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  3. 8

    逆風フジテレビゆえ小泉今日子「続・続・最後から二番目の恋」に集まる期待…厳しい船出か、3度目のブームか

  4. 9

    新沼謙治さんが語り尽くした「鳩」へのこだわり「夢は広々とした土地で飼って暮らすこと」

  5. 10

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」