ナイン視線冷たく…オリ中島は20日ぶり復帰も“針のむしろ”
右太もも裏肉離れで戦線離脱中のオリックス・中島裕之(32)が約20日ぶりに復帰する。
先月19日の西武戦での走塁中に違和感を覚えて途中交代。ファームでのリハビリを経て、6日の二軍戦で実戦復帰したこともあって、きょう8日から始まる日本ハムとの3連戦から一軍に合流するという。
現在、オリックスは4連敗中で借金「11」。チームの主力野手は7日に左太もも裏を痛め登録抹消された小谷野を筆頭にブランコ、ヘルマンが故障で二軍調整中。野手不足という事情もあって復帰時期を前倒ししたようだが、これに冷ややかな視線を浴びせているのがオリックスナインだ。
中島は今季、3年総額12億円で入団。主砲として期待されながら一軍成績は20試合で打率.216、本塁打2本、6打点と振るわない。そればかりか、一塁手としての守備範囲も狭く、記録に残らないエラーを連発。投手陣は不満タラタラだった。ただでさえ「打てない、守れない」中島が病み上がりではこれまで以上に打撃、守備は期待薄。チーム内からは「フロントが大金を払って取ってきたから使わざるを得ないとはいえ、自分の立場をわかっているのか」という厳しい声が噴出している。
二軍調整中も肉離れを理由に、軽めのメニューばかりで、「必死に練習に取り組む若手二軍選手からも冷たい視線を向けられていた」(チーム関係者)という。この状況では一軍復帰しても「針のむしろ」だろう。