5連勝オリの“原動力” カラバイヨが語る「二軍」での日々
故障者続出で最下位に低迷するオリックスで気を吐いているのが、6人目の助っ人にして年俸1000万円のこの男だ。
故障したブランコ、ヘルマンの代役として今月上旬に昇格すると、直後から好調を維持。昨22日のロッテ戦で2安打するなど、ここ3試合は12打数5安打。計11試合で打率.385、2本塁打、11打点と、5連勝の原動力になっている。本人を直撃した。
――ちょっといいですか?
「いいよ」
――好調の要因は?
「今のところは自分の打撃ができている。チームに故障者が出て、チャンスが回ってきたのだから、この調子を維持したいね」
――キャンプでは背番号のないユニホームで何日も入団テストを受けていた。その悔しさがあっての活躍ですか?
「いや、そういう気持ちはない。もともと、オリックスにテスト入団した時から、自分は(他の外国人選手の)バックアップ要員というのはわかっていた。だから開幕を二軍で迎えても、落ち込むこともなかったし、常にポジティブに前を向いてやっていた。チャンスはいつか来ると思っていたから。その日のためにしっかりと体調、状態を保っていようと。その意識を持ってずっとやっていた」