名伯楽が頭下げて起用打診 オリ中島に期待される“恩返し”

公開日: 更新日:

 名伯楽が心血を注いだ弟子のひとりが、オリックスの中島裕之(32)だ。

 西武時代、高卒4年目の04年に開幕一軍に抜擢された。これは当時、ヘッドコーチを務めていた土井正博氏の推薦だ。不動の遊撃手だった松井稼頭央(現楽天)が前年にメジャー移籍。誰を後釜にするかと首脳陣が悩む中、土井氏が名前を挙げたのが中島だ。

 しかし、当時の中島は03年に一軍で44試合に出場するも、遊撃を守ったのはわずか2試合。その守備も、お世辞にもうまいとは言えなかった。守り勝つ野球をモットーとする伊東監督(現ロッテ)以下、首脳陣が難色を示す中、土井氏は頭を下げてこう言った。

「片目を、いや両目をつぶってこいつを使ってやってください! 必ず、監督に恩返しをする選手になりますから!」

 その後の中島の活躍は語るまでもないだろう。

 4日のオープン戦(中日)では四球と内野ゴロ。都落ちのような形で日本球界に復帰したが、師匠の恩に報いるためにも今季はやるしかない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  5. 5

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  1. 6

    大阪万博会場は緊急避難時にパニック必至! 致命的デザイン欠陥で露呈した危機管理の脆弱さ

  2. 7

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  3. 8

    レベル、人気の低下著しい国内男子ツアーの情けなさ…注目の前澤杯で女子プロの引き立て役に

  4. 9

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  5. 10

    芳根京子も2クール連続主演だが…「波うららかに、めおと日和」高橋努も“岡部ママ”でビッグウエーブ到来!