安定感抜群 1安打完封のバリントンはオリ唯一の“優良債権”
「みなさんが点を取ってくれたので最高の気分」
オリックスのバリントン(34)が29日の楽天戦で1安打完封勝利を挙げた。
安定感は抜群だ。広島から移籍した今季、2勝1敗ながら防御率は1.29。広島時代の4年間で通算40勝をマークした実力はダテじゃない。
「セと比べてパは打者がガンガン振ってくるし、球場も全体的に広い。しかも今年はストライクゾーンが広くなったといわれる。打たせて取る投球が持ち味のバリントンにとってすべてが追い風になっている。本人も『オリックスは広島よりも外国人選手の待遇がいい』と喜んでいます」(在阪マスコミ関係者)
今季のオリックスは大型補強を敢行も、中島やブランコら新戦力が軒並み故障や不振に陥っている。大金をかけ獲得した選手で胸を張れる成績を残しているのは、年俸1億5000万円のバリントンだけ。
誰よりフロントがホッとしているに違いない。