白鵬遠のく4敗目…大関稀勢の里が1度も優勝できない理由
「稀勢の里は名前の通り、勢いだけの力士。その時の調子が良く、うまく相手と噛み合って左四つになれば勝てる。ところが、調子が悪かったり相手と噛み合わないと、途端に何をしていいのかわからなくなる。普段からアタマを使って稽古をしていないから、不利な体勢になると面食らっちゃう。だから、何でもない相手に取りこぼす。相撲の引き出しというものがないんだよ」
左四つを除けば、取りえといえば力任せの相撲のみ。それも12日目(21日)の照ノ富士戦で粉砕された。正面から組み合って得意の左四つに持ち込むも激しい攻防の末、下手投げで軍配は照ノ富士だった。
照ノ富士は当日の朝稽古で左四つの相撲を取るなど、対策を練っていた。そうした工夫が稀勢の里には何もない。このままでは、優勝なんて夢のまた夢だ。