2敗目に白鵬呆然 北の富士氏「子どもでもわかる」とバッサリ

公開日: 更新日:

 何かを求めるように、横綱の視線が土俵下をさまよった。

 平幕の魁聖が負けたことにより、取組前の時点で1敗力士は横綱白鵬(30)ただ一人。今場所の優勝を確信していたことだろう。

 しかし、好事魔多し。大関豪栄道を圧倒的な相撲で土俵際に追い詰めるも、苦し紛れの首投げでぶん投げられてしまったのだ。軍配は豪栄道に上がり、国技館は大歓声に包まれ、呆然とする横綱目掛けて座布団が舞う。そんな中、白鵬は「物言いは?」と言いたげに勝負審判たちをチラチラと見ていた。

 この取組は結びの一番の直前。本来ならば白鵬は「負け残り」のため、控えに座らなくてはいけない。しかし、白鵬はまだ物言いを期待していたのか、土俵だまりで未練がましく突っ立っていたのだ。

 白鵬は今年の初場所で自身が勝った相撲に物言いがつけられたことに不満を持ち、優勝一夜明け会見で「子供でもわかる相撲だ」と審判部を批判。現在に至るまで、彼らへの謝罪はしていない。

 しかし、だからといって今回の件は「審判部の意趣返し」ではない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”

  2. 2

    元ソフトバンク「伊奈ゴジラ」の転落人生…淡路島で盗み84件総額472万円、通算5度目の逮捕

  3. 3

    大関・大の里すでに「師匠超え」の鋼メンタル!スキャンダル報道もどこ吹く風で3度目賜杯

  4. 4

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  5. 5

    テレ朝に“ナスD”超え「1億円横領」続々の過去…やりたい放題で解雇された社員のヤバい所業

  1. 6

    東洋大姫路・岡田監督が吐露「本当は履正社に再任用で残る予定で、母校に戻るつもりは…」

  2. 7

    かんぽ生命×第一生命HD 人生設計に大切な保険を扱う大手2社を比較

  3. 8

    山下智久「正直不動産」映画化でひと儲け狙うNHKに「甘い」の声も…山P人気は下降気味

  4. 9

    レイズ看板選手「未成年への性的虐待容疑」で逮捕も…ドミニカは殺人も銃撃も「無罪放免」の実態

  5. 10

    キムタク一家の妹Kōki,は映画主演の裏で…フルート奏者の姉Cocomiの話題作りと現在