大関昇進の照ノ富士 相撲協会が“年内横綱昇進”後押しの理由

公開日: 更新日:

 ある親方は「芸能人を応援するのと同じで、別の競技にイケメン選手が誕生したら一気に相撲から離れかねない。女心と秋の空っていうくらいだから、女性ファンは離れるのも早いよ」と言う。

■日本人大関2人は期待薄

 だからこそ、相撲協会としては人気と実力を兼ね備えたニューフェースが欲しい。11年の八百長騒動後、落ち込んだ相撲人気を何とかしようと横綱、大関を乱造。日本人の稀勢の里豪栄道は「3場所32勝」でも昇進させた。それでも白鵬の天下が続いているのだから、もう彼らに期待など出来ない。そこに現れたのが照ノ富士だ。

 ちょうど、相撲に注目が集まっているタイミングで大関昇進という一大イベント。さらに横綱昇進ともなれば、肝心の土俵だって盛り上がる。多少基準を甘くしても、照ノ富士には力士の頂点に立ってもらわないと困るのは相撲協会なのだ。

 すでに実力は白鵬に匹敵するともっぱら。ダメ横綱、ダメ大関陣を蹴散らして、白鵬と対峙する日も近い。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  3. 3

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 4

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  5. 5

    マイナ保険証「期限切れ」迫る1580万件…不親切な「電子証明書5年更新」で資格無効多発の恐れ

  1. 6

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  2. 7

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  3. 8

    Mrs.GREEN APPLEのアイドル化が止まらない…熱愛報道と俳優業加速で新旧ファンが対立も

  4. 9

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  5. 10

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差