田口壮氏急浮上も…オリ来季監督候補に挙がる“大物”の名前
しかし、イチローは「メジャー通算3000本安打」にこだわりがある。本人は残り123本(米1日時点)に迫った金字塔を達成したいが、控え中心の今の起用では今シーズン中の達成は絶望的。必然的に来季もメジャーでのプレーを望むだろうから、今オフの監督就任の可能性は限りなく低い。
■プランだけは壮大
球団内部には現日本代表監督の小久保裕紀氏(43)を監督として招聘するプランもある。
小久保氏はオリックスの瀬戸山隆三球団本部長とダイエー(現ソフトバンク)時代から密接な関係がある。17年に予定されるWBCまで日本代表監督の契約があるとはいえ、古巣ソフトバンクや他球団から監督要請があれば代表監督の契約を解除できる条項があるという。オリックスから話があれば、引き受ける可能性はある。
「ただ、その案は瀬戸山本部長が来年も球団に残ることが前提になる。今季、チームが最後まで低迷し続ければ、森脇監督同様、瀬戸山本部長も責任を取らされる可能性があります。そうなれば、小久保の目もなくなる」(オリックスOB)
メジャーでも殿堂入り確実といわれるスター選手に、日本代表監督。次期監督招聘のプランは壮大でも、すぐに実現する可能性は極めて低い。
結局、福良監督代行から「代行」の2文字が消えるだけなんてことになりかねない。