目線が泳がぬFIFA騒動の大物たち
FIFAの上層部を巡って登場する面々がみな正しいとはもちろん思わんが、小者じゃないのはキョトキョトしない目で分かる。
この国のサッカー協会のてっぺんがFIFAの総会に詣でた帰りに不祥事について尋ねられて「われわれは静観している」と言ったが、目はキョトキョトせわしなかった。嵐が過ぎ去るのをじっと首をすぼめて待つ身かな。裏じゃどんぐらいお代官様に貢いだか、口が裂けても言えぬキョトキョトと見た。末端の島国で首をすくめる球蹴り協会のトップかい?
さて、FIFA会長選挙の対抗馬がアラブの王子だっていうのも笑った。日本人にしてみりゃラクダに乗ってターバン巻いた、色浅黒くいい男、金と銀との鞍置いて行っちゃったりすると思いきや、わりと小男だったので力が抜けた。
ただまあ、目に力はあったなあ。案外、性格もシンドそうなワルで、人呼んで「シンドバッド」。こらまた失礼! 外野の遠吠え、実際は知らぬが外見だけで判断しちまうと見誤る。気を付けよう。
無責任都々逸。
王子様
月の砂漠を
想像したが
知らなかったぜ
ちんちくりん