青木は安打量産なのに…それでも「球宴スタメン」困難なぜ?
ジャイアンツ・青木宣親(33)が猛烈な勢いで安打を量産している。
11日(日本時間12日)のメッツ戦は4打数2安打1得点。序盤に相手の先発左腕ニースを攻略し、3戦連続、今季24度目のマルチで打率を3割3分6厘に上げた。77安打はマーリンズ・ゴードン(88安打)についでナ・リーグ2位だ。目標とするシーズン200安打にも届きそうなペースだ。
青木は9日に発表されたオールスター(7月14日、シンシナティ)ファン投票の第3回中間発表でナ・リーグ外野手部門の4位。このまま安打を重ねれば得票の上積みも期待できそうだが、上位3人との差は簡単には埋まらない。
ナの外野手部門の上位はナショナルズ・ハーパー(打率3割2分8厘、20本塁打、47打点)、カージナルス・ホリデー(同3割3厘、3本塁打、26打点)、マーリンズ・スタントン(同2割4分9厘、22本塁打、55打点)の3人。いずれもパワーや勝負強さを備えた選手たちだ。
米国の野球ファンの多くが支持するのは長距離砲。青木のように巧打や小技で相手ディフェンスをかき回すよりも、ひと振りで試合を決める長打を好む。デカい車、分厚いステーキが好きなのは米国人気質でもある。