巨人が「トレード第2弾」画策 次なる標的はロッテの“元主砲”
■ロッテは投手陣がボロボロ
昨年も36試合の出場で打率.183、2本塁打、9打点に終わった大松を生き返らせることができるかどうかはともかく、巨人は左の代打が手薄。12日の試合のように高橋由、堂上が共に先発出場すると、左の代打要員はこの日プロ初の一軍昇格を果たした3年目の辻と、今季18試合の出場で26打席無安打の両打ちのセペダだけという状態だ。加えて、守備面でも阿部の捕手出戻りと故障(首痛)で一塁に回っているアンダーソンは、ミスが少なくない。一塁も外野も守れて一発のある大松は使い勝手がよく、チームの補強ポイントに合致する。
一方、リーグ5位に低迷するロッテは投手陣がボロボロだ。チーム防御率は12球団ワーストの4・52で、先発もリリーフも立て直しが急務。巨人の二軍には先発もリリーフもできる4年目の江柄子や田原ら、一軍でそこそこの実績を持つ投手がいる。ロッテはこうした二軍でくすぶる投手を獲得し、投手陣を立て直したい。
この商談、そう遠くないうちにまとまりそうだ。