チェスやトランプも…東京五輪「追加種目」応募“本当の狙い”

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 東京五輪で採用される可能性は、万に一つもないだろう。しかしそれは、百も承知。応募した競技団体の目的は採用されることではなく、あくまで競技の宣伝だ。

 五輪種目の候補となれば、メディアに取り上げてもらえる。それまで知らなかった競技を見たり、読んだりして「面白そうだ」と思う者が出てくればしめたもの。競技人口が増加すれば用具が売れ、さらにその競技の発展につながる。

 もちろん、全部が全部とは言わないが、応募した26連盟・連合の大半が東京五輪のお祭り騒ぎに乗じたアピール狙いだろう。勝ち目はないと知りながら、名前と顔を売るためだけに党首選に立候補する政治家と変わらない。競技の発展と普及という目的があるだけに政治家よりはマシとはいえ、やっていることは似たり寄ったり。

 何も「野球・ソフト」に正面からケンカを売っているわけではないのだ。

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