今季交流戦の象徴 DeNAをア然とさせたSB五十嵐の“叫び”
別のチームではこんな光景が見られた。
ソフトバンクとの試合前、パ屈指のスラッガーである柳田悠岐が打撃練習を始めると、数人の選手が見学を始めた。体が反り返るほどのフルスイング。交流戦しか対戦機会がないだけに、打撃を参考にしたいと思ったのだろう。選手の一人が携帯で写真を撮っていた。
「柳田はもちろん、日本ハムの大谷、オリックスの糸井、西武の中村は体も大きいし、パワーが違う。やっぱり凄い。セにはこんな打者はいませんよ」(某球団の中堅選手)
今年の交流戦はパが61勝44敗3分けとセを圧倒。1位のソフトバンクを筆頭に、上位5チームがパだった。評論家の多くは「セは力勝負でパに負けていた」と語ったが、セは戦う前からパに気おされていたのかもしれない。