“尻に火”の巨人…試合前「高速マシン」練習も相手ナイン苦笑
19日の中日戦で巨人が七回終了時点の3点リードを守れず、痛恨の逆転負けを食らった。交流戦からの連敗は4に伸び、セ・リーグ唯一の貯金はわずか1となった。
自慢の勝利の方程式が崩壊した。7回1失点で降板した先発・菅野の後を受けた2番手のマシソンが八回に2安打1四球2失点。3番手の山口も2四球、捕逸などで4-3に追い上げられると、九回にマウンドに上がった守護神・沢村が4安打1四球2失点と炎上。ついに4-5と試合を引っ繰り返された。
延長十回、5-8で敗れた原監督は「八回、九回と役割を持った人たちをマウンドに上げることができたけど、この2イニングで出した四球が全てではないか」とマシソン、山口、沢村がいずれも四球を与えた点を敗因に挙げた。
この試合の前まで、リーグ5位のチーム打率.238の貧打ばかりが指摘されてきた。交流戦も打率.244。原監督はこの日の試合前練習で「体感150キロ」の高速マシン打撃練習を導入した。速球を空振りする長野や村田らを見た中日ナインは仰天。某投手は「試合前にマシンって、まるでキャンプ。っていうか初めて見た。巨人はどうしちゃったんですか? そんなに打てないんですか? それならスローカーブばかり投げようかな」とニヤニヤしていた。