祝福ムードは最初だけだった。
岐阜の長良川球場で行われた23日のヤクルト戦の試合前、11日のロッテ戦で2000安打を達成した地元出身の中日・和田一浩(43)に花束が渡された。
おらが町のヒーローの凱旋に球場は大いに沸いたが、試合は中日が3-5で逆転負け。失策がらみでひっくり返される後味の悪い敗戦だった。
しかも、6番・左翼でスタメン出場した和田が1安打こそしたものの、六回の無死一、二塁の好機に併殺打。同じく地元出身の先発・岩田も4回2失点で早々とKOされるなど、岐阜の中日ファンには残念な試合になってしまった。