メジャーの薬物禍を暴露した元強打者ホセ・カンセコは今…
「今の野球を見ているととても国際的だよね。だから体格の違いは以前ほどではない。以前は確かにアメリカ人選手はとても大きく、まるでアメフト選手のようだった。昔はそうだったけど、今は違う。それに昔は薬物の使用もあったからね。アメリカはパワーを重視しがちだけど、僕が日本に行った時に見たのはヒットエンドランも多くて技術的な野球だった。投手もとてもよい変化球を投げた。日本の野球の技術はアメリカで通用するし、実際に通用した選手もいる」
■「誰でも間違いは犯す」
――特に野手がメジャーでやっていくために薬物以外に必要なことは何でしょうか。
「今は薬物はもちろんだめだよ(笑い)。とにかく安定して打つことが大事。シーズン通してやれる一貫性が打者には必要だ」
――現役時代を振り返って思うことは。
「自分はその時その時を一生懸命生きたいタイプだから、あまり昔のことを振り返ることはないんだ。ほかの人たち、特に自分の時代を見てきた人は初の40本塁打40盗塁やワールドシリーズでの本塁打などをよく覚えていてくれて、そういう話題を出してくれるけれど、自分は常に前向きでありたいんだ」