打球直撃のオリ丸毛が引退…道具進化でボールは“凶器”にも
西武OBの三井浩二氏は「日本でもヒザに当たって骨折した選手はこれまで何人もいます」と、こう続ける。
「僕は先発時代、腰に打球を食らったことがある。当たる瞬間はスローモーションのようになって、ボールが大きく見える。『ああ、やばい。もうこれで(人生が)終わりかもしれない』と思いましたね。ぶつかった箇所がベルトでなければ、骨折していたかもしれません。痛みも1日や2日じゃ引かず、1週間後の登板でも腰に違和感があった。対策? キャンプでは捕手の防具をつけて近い距離からノックを受けたり、テニスボールを使って捕球練習しますが、どれだけ効果があるかは疑問。最後は投手の反射神経と運です」
反発力の高い「飛ぶボール」でホームランが増えればファンは喜ぶが、投手からすればたまったもんじゃない。