優勝よりシード確保…2位今平のゴルフに「プロ失格」の声
今季の男子ツアーはこれまで8試合のうち、5試合で外国人プロが優勝。ようやく日本人4人目の勝利で、試合内容も若手との一騎打ちとなり、盛り上がる要素はいくらでもあった。しかし、勝った岩田は人見知りのせいか華がなく、どこか間延びしたような面白みに欠ける展開だった。評論家の宮崎紘一氏がこう言う。
「先月の全米オープンにしても、最終日にはR・マキロイらトッププロは怒涛のバーディーラッシュで優勝争いに絡んできた。難しい設定では一歩間違えればスコアを大きく崩すことにもなりますが、積極的にコースを攻めて勝負に出てくる。それが命取りになることもあれば、起死回生のショットが生まれることもある。どこで何が起こるか誰にも分からない。だから見ている方はハラハラドキドキするのです。上位にいる選手も下から迫ってこられたら、安全策などとっていられません。攻め続けるしかないのです。世界のトッププロたちはギリギリのところ、極限状態で戦っているから、何ともいえない緊張感が伝わってくる。だから面白い。それが日本の大会にはないのです」
■プロなら優勝を狙うべき