もはや下品の域 横綱・白鵬が逸ノ城に“アッパー”でダメ押し
見苦しいどころか、下品、不快ですらあった。
横綱としての品格など最初から持ち合わせていない白鵬(30)が、9日目の逸ノ城戦でまたやらかした。
立ち合いで張り差しから右四つに組むと、その後は慎重に寄り切り。勝負がついたのを確認するや、右手でノド輪のように逸ノ城のアゴを下から突き上げてアッパーを見舞うと、そのまま相手の顔を見ようともせず、さらに腕を伸ばして突き飛ばしたのだ。
白鵬は過去にもヒジ打ちや土俵下でのダメ押しなど、品のない行為をこれでもかとやってきた。しかし、この日の「ダメ押し」ほど悪質だったことはない。
ある角界OBは「思うものはあったのだろうが……」と、こう話す。
「逸ノ城といえば話題になるのはダイエットばかり。一向に伸びないモンゴルの後輩に苛立っていたことはあるだろう。白鵬は巡業でも逸ノ城をよく“可愛がって”いるので、稽古場でのダメ押しはよく見る光景ではある。ただ、本場所と稽古場は違う。横綱はおろか、平幕の力士でも本割でこんな行為をした者はいませんよ」