東アジア杯連覇消滅 「Jリーガー」では代表の底上げにならず

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■韓国戦もミスのオンパレード

 日本代表は、これまでも監督交代のたびに指揮官の戦術をバカ正直になぞり、それで国際試合でボロを出し続けた。

 ブラジルW杯では、ザッケローニ元監督の「ボール保持率を高めて試合のペースをつかむ」戦術以外、選手は無策のまま1次リーグ未勝利敗退。6月のロシアW杯アジア予選シンガポール戦では、ハリルホジッチ監督の「タテに速いサッカー」を選手は愚直にやり続け、世界ランク154位の格下相手にスコアレスドローである。

 評論家のセルジオ越後氏が、週刊誌のコラムに「日本の選手は、言われたことは一生懸命にやるが、それ以上のことはできない。今に始まったことじゃないけど、それが日本の選手の課題」と書いた。まったくである。韓国戦で選手に多少の自主性が芽生えたからといって、それが最終戦の中国戦(9日)でより発揮されるという確証はない。そもそもハリルホジッチ監督の言う通りにやろうが、選手自身が知恵を絞ろうが、ハリルホジッチ体制後、アジア相手に2分け1敗と勝ち切れないところが、日本サッカーの根源的な弱さというしかない。

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