打線沈黙の巨人 二岡氏入閣構想で加速する「高橋由伸監督」

公開日: 更新日:

 巨人が来季の一軍打撃コーチにOBの二岡智宏(39)をリストアップしていることが分かった。

 二岡は日本ハム時代の13年オフに現役を引退。昨年から古巣の巨人と業務委託契約を結び、外国人獲得の際のアドバイザーとして国際部の「スカウト役」を担っている。

「引退した二岡に巨人フロントは当初、ヤンキースへのコーチ留学の道を用意した。評論家として幅広く野球を勉強したいという本人の希望で実現しなかったが、いろいろあって日本ハムに放出した経緯がありながら、幹部候補生という位置づけは変わらなかった。2年の充電期間を経て、いよいよユニホームを着てもらおうということでしょう。まだ正式なものではないが、しかるべきフロントの人間が二岡に直接『力を貸してくれ』と話を持っていったと聞いています。マイペースな人間ですから、のらりくらりの反応だったようですが、業務委託という形で引退後の生活面を支援してもらっている恩義があるから、正式要請は断らないはず」(事情通)

 巨人が昨年に続いて極度の貧打に喘いでいるのは周知の通り。大一番と位置付けられた、首位阪神との直接対決初戦となった9日も、打線が沈黙した。阪神先発・藤浪の悪送球と阿部の2ランによる3点を奪うのがやっと。無死三塁と決定的な勝ち越しのチャンスをつかんだ九回も1番・立岡、代打・高橋由、3番・坂本が凡退、1点も奪えなかった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…