メッツがリーグV決定戦 コリンズ監督「最優秀候補」のカラクリ
メジャーのドラフトは完全ウエーバー制。下位やFA選手が流出した球団ほど有力選手を獲得しやすい。09年から4年連続ナ東地区4位に沈み、FAで選手が次々に流出したからこそ、好素材が集まったともいえる。
コリンズは07年にプロ野球オリックスの監督に就任。1年目は最下位に終わると、翌年も開幕から低迷。成績不振に加え、主力選手との確執もあって辞任に追い込まれた。
日本で「ダメ監督」のレッテルを貼られた指揮官も、生え抜きを鍛えるしかない環境で、素材に恵まれたからこそ、好結果を出せた。今季限りで自身の契約が切れるために、目の色を変えて若手の尻をたたいたことも幸いし、いまや最優秀監督候補のひとりに挙がっている。