世界体操 内村6連覇に立ちはだかる「調整遅れ」と「好敵手」

公開日: 更新日:

 23日に開幕した体操の世界選手権(英・グラスゴー)で前人未到の6連覇を目指す内村航平(26)の仕上がりに不安がささやかれている。

 現地入りしてからの内村は演技に精彩を欠き、21日の会場練習では得意とする鉄棒の離れ技を失敗すると、ゆかでは着地でミスが出て演技を中断するなど、何かと調整の遅れが目立つ。

 内村は7連覇した5月のNHK杯後、肩から首筋付近を痛めて6月の全日本種目別選手権を欠場。その後も回復は見られず、7月のアジア選手権も出場を回避し、9月の全日本シニア選手権で復帰したばかり。実戦から離れた約4カ月間は治療とリハビリを優先したため、一つ一つの技のキレや精度が落ち、内村が常々、口にする「美しい演技」からは程遠い状態だという。

 内村には海外のライバルたちも立ちはだかる。昨年の世界選手権4位のオレグ・ベルニアエフ(22=ウクライナ)が躍進。今季の国際大会ではいずれも高得点で個人総合を制している。今年3月の「アメリカンカップ」では90.597点で優勝。内村がNHK杯でマークした今季最高の920.900点には及ばないが、技の価値を示す「Dスコア」ではいずれもベルニアエフが上回っている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広末涼子が危険運転や看護師暴行に及んだ背景か…交通費5万円ケチった経済状況、鳥羽周作氏と破局説も

  2. 2

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  3. 3

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  4. 4

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  5. 5

    露呈された韓国芸能界の闇…“兵糧攻め”にあうNewJeansはアカウントを「mhdhh」に変更して徹底抗戦

  1. 6

    大阪万博ハプニング相次ぎ波乱の幕開け…帰宅困難者14万人の阿鼻叫喚、「並ばない」は看板倒れに

  2. 7

    大阪・関西万博“裏の見どころ”を公開!要注意の「激ヤバスポット」5選

  3. 8

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  4. 9

    広末涼子が逮捕以前に映画主演オファーを断っていたワケ

  5. 10

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い