チームはV逸なのに…巨人・沢村は“居場所”確保で一人バラ色
チーム関係者がこう言う。
「今年も先発を続けていたら先発ローテどころか、二軍の可能性すらあったというのが首脳陣評。阿部の一塁転向など、原前監督の今季の目玉改革はいくつかあったが、沢村のリリーフ転向は当たりだったとフロントも評価している。このまま不動の守護神に定着すれば、中大時代に公言していた夢のメジャー挑戦だって見えてくる。先発時代は前監督に『貯金がつくれない』とかいろいろ言われたけど、今となっては感謝しているかもしれません。今回は1億円に届かなくても、このまま守護神の座を維持すれば、不動のセットアッパー山口の年俸3億2000万円のような稼ぎも可能。先発だったらそうはいかなかったでしょうから」
巨人は5日、ジャイアンツ球場で秋季練習を打ち上げた。7日からは宮崎市で秋季キャンプに突入する。高橋監督は「こっちでできることは目いっぱいできた。場所は変わるけれど目的は変わらない」としたが、一番ウハウハなのは、やっと居場所を見つけた沢村だろう。