内野に“空席2”も…ロッテ平沢「28年ぶり開幕一軍」への壁
実現すれば、高卒新人内野手としては28年ぶりの快挙だ。
ロッテが1日、都内本社で新人9選手の入団を発表。ドラフト1位の平沢大河内野手(17、仙台育英高)が「開幕一軍を目指したい」と抱負を語れば、伊東監督も「(キャンプは)いまのところ一軍に入れるつもり」と話した。
平沢が「開幕一軍」キップを手にして、なおかつ開幕スタメンに名を連ねれば88年の立浪(元中日)以来となる。
ロッテはこのオフ、正二塁手のクルーズと正三塁手の今江が退団。内野のポジションが一気に2つも空いた。可能性はゼロではないとはいえ、アマとは打球の質がまったく違ううえ、細かいフォーメーションも含めてプロの内野手として覚えなければならないことは山ほどある。まずは守備の課題を克服して、打撃もある程度のレベルアップが必要になる。
これまで何人もの高卒内野手が挑戦しながら、27年間、ひとりもいなかったのはそれなりの理由があるのだ。