オフもやること山積 巨人由伸監督に出された“宿題”の中身
具体的には巨人各投手の「平均の球数」「調子の良しあしの見分け方」「交代基準」「各球団の苦手な打者」など。「中継ぎ投手の信頼度」も分かりやすく数値化。これらを組み合わせると、交代の決断が迅速にできるという。ミソなのは「今年」に限定していること。過去の膨大なデータを渡しても、一気には頭に入らないだろうという尾花コーチの配慮のようだ。
「もう監督の手に渡ったみたい。せっかく尾花さんが作成したんだから、春のキャンプのメンバーを振り分けたり、練習メニューなどを首脳陣が議論するスタッフ会議が行われる1月中旬までに、ある程度は目を通してこないと指揮官として意見も言えないでしょう。正月は資料と格闘することになるのではないか」(球団関係者)
2015年版の投手陣マニュアルを読み込み、アタマに叩き込む。新監督はおとそ気分に浸っているヒマはない。