ダルが実弟野球賭博事件への関与否定も MLBは事件調査続行
レンジャーズのエース右腕に、ついに調査が及んだ。
大リーグ機構(MLB)は実弟が野球賭博に関与していたとして逮捕された、ダルビッシュ有(29)への事情聴取を行うことが明らかになったからだ。「ジャパン・タイムズ」の報道を受け、複数の米メディアが19日(日本時間20日)に伝えている。
ダルの実弟である翔被告(26)は昨年10月、賭博開帳図利と常習賭博の容疑で大阪府警に逮捕された。実弟は昨年5月12~18日に行われた大リーグ16試合と日本のプロ野球28試合を対象に客から賭け金を集め、自らも他の試合に賭けていた。
アメリカの「ヤフー・スポーツ」などによれば、MLBは大リーグの16試合が対象となったことに重大な関心を寄せている。ダルが所属するレンジャーズ戦1試合が含まれていたことから、同僚選手の健康状態などの情報が弟に流されていないかなど、本人の関与も含めて調査を続けるという。
一連の報道に関してダルは19日、代理人契約を結ぶ「ワッサーマン・メディア・グループ」を通じて談話を発表した。