過去に“球速詐欺”も オリ新助っ人右腕「166キロ」は本物か
本当だとすれば、「日本最速」に躍り出るが……。
26日、オリックスの新助っ人3人が入団会見。抑え候補のコーディエ(29・前マーリンズ)、4番候補の外野手ボグセビック(31・前フィリーズ)、守備達者の内野手モレル(28・元パイレーツ)らが球団事務所で抱負を述べた。
中でも注目は右腕のコーディエ。3Aでは103マイル(165.7キロ)を出したこともあるという。日本ではクルーン(元巨人)や日本ハムの大谷が球宴で投げた162キロが最速だ。
報道陣の質問には「自分は毎回球速を確かめているわけじゃない」と、さらり。それでも25日の来日時は「昨季も100マイル(161キロ)を何度か投げたよ」と話すなど、球速に自信があるのは間違いない。
が、過去にも「オレは○○キロを投げる」と言いつつ、“球速詐欺”に終わった助っ人は山ほどいる。最近では06年から11年まで西武に在籍していたグラマンだ。来日前は常時150キロ超の直球という触れ込みだったが、先発させると140キロすら出ない。リリーフに配置転換して、ようやく常時140キロを出せるようになった。
ちなみにオリックスの球団関係者は「166キロ? 出るわけないだろ」と呆れ顔。しかも、コーディエは制球力に難があるという。最速記録どころか、戦力になるかどうかも怪しそうだ。