オンオフ切り替えに…広島・鈴木はドラマDVDが“秘密兵器”
「持っている力はボクより数段上。トリプルスリーもできるだけのものを持っている」
オフに自主トレを行ったソフトバンクの内川にこう太鼓判を押された。シートノックでは外野の定位置付近から本塁へレーザービーム。ダイレクト返球で観客をどよめかせる。そんな高い潜在能力を持つ男は「オンとオフの切り替えが大事」と宿舎の自室に“秘密兵器”を持ち込んでいた。
「DVDプレーヤーです。部屋でドラマを見ようと思って。DVDを全巻買ってきたんです」
今ハマっているのは、日本でも放送されヒットしたアメリカFOX制作「プリズン・ブレイク」だ。シーズン1~4で全80話。無実の罪を着せられた死刑囚の兄を脱獄させるため、自ら服役した弟を主人公にしたサスペンスアクションである。
「ドキドキする内容で、どんどん次が見たくなるので危ないですね。寝不足になっちゃいますから。毎晩1話限定にして、休みの日にまとめて見ようと思っています。頭を切り替えられるので息抜きになりますね」
昨季はシーズンを通じて一軍に帯同したものの、打率.275。緒方監督はエース前田が抜けた穴をバットでカバーしてくれるくらいの大「ブレイク」を期待している。