リオ五輪諦めた川内優輝 「17年世界陸上」現実味あるのか

公開日: 更新日:

 来月のびわ湖毎日マラソン(3月6日)に出場する川内優輝(28)が、21日に行われた青梅マラソン30キロの部に出場。1時間32分40秒の3位でゴールすると、息も絶え絶え、その場に倒れ込んだ。

 係員に抱きかかえられるようにして引き揚げ、その後、会見場に現れた川内は、「今の実力では2時間10分を切れるかという状態。出来もしない(五輪)挑戦をするより、1年半しっかり走り込んで必ず(来年の世界陸上の)代表をとる方が大事」と言った。

 昨年12月の福岡国際マラソンでは、2時間12分48秒の8位と惨敗。日本人上位3位以内にも入れず、リオ五輪代表選考対象から漏れた。びわ湖毎日で陸連設定タイムの2時間6分30秒を切らなければリオ五輪の切符は手にできないわけだが、2時間8分も切ったことがない川内では6分30秒切りは夢物語。無謀な挑戦はしないということだろう。

 とはいえ、昨年の世界陸上では、34歳の藤原正和と前田和浩が、21位と40位に沈み、陸連の宗猛男子マラソン部長は「若手に期待したい。今いるマラソン選手では厳しい」と言った。30キロマラソンでぶっ倒れている選手などお呼びじゃないということだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…