リオ五輪男子体操 メダルの色を決めるのは“あん馬の代表”

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 これまでの実績から代表入りが確実視されているのは、14年世界選手権(中国・南寧)個人総合銅の田中佑典(26)、13年世界選手権(ベルギー・アントワープ)個人総合銀の加藤凌平(22)の2人。ゆかと跳馬の技で自身の名前が付き、2種目で金メダルが期待される白井健三(19)の選出も有力視される。内村を含むこの4人は、ゆかや平行棒、鉄棒、跳馬を得意としているだけに、最後の5人目はあん馬の専門家に絞られると予想される。

 あん馬の代表争いの中心になりそうなのは、昨年の世界選手権種目別銅の萱和麿(19=順天堂大)だ。昨年の種目別選手権を制して初代表入りを果たし、バランスが重視されるあん馬で抜群の安定感を誇る。大学生の萱の対抗馬となるのが社会人の長谷川智将(22=徳洲会)。2月のアゼルバイジャン国際の種目別を制するなど、昨季は国際大会で結果を残し、上り調子だ。

 日本の体操チームが最も欲しいメダルは、団体の金メダル。そのカギを握るのは、あん馬の代表ということになりそうだ。

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