日本競泳陣引っ張れる? 21歳コンビ萩野&瀬戸に金の重圧
昨夏の世界選手権金メダリストで振るわなかったのは、瀬戸だけではない。星奈津美(25=200メートルバタフライ)、渡部香生子(19=200メートル平泳ぎ)とも他種目での代表入りを逃した。
瀬戸は昨年9月に受けた両足かかとの手術の影響もあるとはいえ、この3人は世界選手権で内定を得て気が緩んだのも事実だ。渡部は世界選手権後は練習に身が入らず、悩む日々が続いた。「選考会での泳ぎは悪くなかった」と否定したが、調子は上がっていない。100メートルバタフライで代表入りを逃した星も、「(五輪出場権を得る)強い気持ちはなかった」と複雑な心境を明かしている。
リオには100メートルバタフライの池江璃花子(15)、200メートル個人メドレーの今井月(15)の女子高生2人に、400メートルメドレーリレー(背泳ぎ)の酒井夏海(14)ら若手の代表入りが目立った。選手層が厚い競泳界は新鋭の出現が相次ぐ。リオでは世界選手権金メダリストよりも中高生に期待が持てそうだ。