米国では評価冴えず それでも巨人「ガルシア獲得」の狙い
ガルシアは「強い決意でキューバを離れ、新たなステージに挑戦します。日本の野球の高い技術と緻密なプレーで実力を向上させ、ファンの皆さんを驚かせる選手になりたい」と球団を通じてコメント。友成氏が続ける。
「身体能力が高く、肩と足が武器。しかし、指摘した守備率の低さだけでなく、盗塁は17回走って6度刺されるなど課題は多い。レイズとのオープン戦では牽制死もあった。粗さが目立つ選手でもある。代表クラスといっても、育てないといけないレベルでしょう」
巨人の助っ人は何とこれで12人目。支配下では投手のマイコラス、ポレダ、マシソン、メンドーサ、野手のギャレット、クルーズ、アンダーソン、アブレイユに続く9人目の外国人選手となる。助っ人だけで1チームできてしまう人数だ。
先日は育成契約でソリマン、アダメスのドミニカ共和国人2投手を獲得したばかり。育成選手は今季創設した三軍活性化の意味合いもあるだろうが、今回は若手とはいえ、キューバ代表クラス。高橋監督も使えるなら使いたいところだろう。が、4、5番のギャレットとクルーズ、左腕エース・ポレダと勝利の方程式・マシソンといった現在の外国人枠「4」に割って入るのは至難の業。それならなぜ今、補強なのか。