SRサンウルブズが初白星 観光気分のジャガーズを後半逆転
今季から南半球最高峰のスーパーラグビー(SR)に参戦した日本のサンウルブズ。ここまで開幕から7戦全敗。18チーム中、唯一白星がなく最下位に沈んでいたが、同じ新規参入のジャガーズ(アルゼンチン=1勝6敗)と23日に秩父宮で対戦。後半に逆転し、36対28でようやく初勝利をあげた。
そのサンウルブズだが、対戦相手にナメられてばかりだった。これまで来日したライオンズ(南ア)、レベルズ(豪州)の2チームの選手たちは、夜は六本木や渋谷に繰り出していたそうだが、ここまで対戦した7チームともサンウルブズ戦では主力を温存。日本のホーム(シンガポールでの2試合含む)では、航空機事故などの不測の事態を避けるため、トップ選手を地元に残して1・5軍で臨んでいるほどだ。
今回勝ったジャガーズも、実は連戦の疲れを癒やすため、17日に来日してからは軽めのメニューで調整してきた。昨年のW杯で4強入りしたアルゼンチン代表メンバー主体のチームは練習後、都内秋葉原の電気街で買い物をしたり、皇居や神社仏閣に足を運ぶなど観光気分を満喫。初来日の選手ばかりなので、行く先々でカメラのシャッターを押しまくっていたという。