ダル3回45球の“時短”フリー登板 右肘考慮しペースダウン
右肘手術からの復活を目指すレンジャーズ・ダルビッシュ有(29)がスロー調整に入った。
26日(日本時間27日)は本拠地アーリントンで術後、3度目となるフリー打撃に登板。3人のマイナー選手を相手に実戦を想定してアウトカウントを取り、3イニングで計45球とまずまずの投球を披露した。
この日は「3回45球」か「4回60球」の2つの選択肢を与えられた。ダルは右肘への負担を考慮して前者を選んだ。
当初、5月1日(現地時間)の傘下マイナー2Aフリスコの試合で登板する予定だったが、今後の調整スケジュールについては、あすの状態を見て判断する。
前回のフリー打撃登板では球威がなく、回復具合を不安視されたが、首脳陣の評価は上々だ。ダルの登板を見守ったバニスター監督、ブロケイル投手コーチは順調な回復ぶりに太鼓判を押した。バニスター監督は「球にキレがあったし、走っていた。彼が投げる姿を見るのは楽しい」とエース右腕の復調に目を細めた。
ダルは実戦復帰を前に、あえてペースダウンしたとみられ、順調にいけば5月中旬にもメジャーに復帰する。