リオ意欲のウィリアムズ姉妹 五輪V3で得るボーナスの中身
女子テニスの最強姉妹がリオ五輪出場を表明した。
シングルス世界ランキング1位のセリーナ・ウィリアムズ(34)は8日(日本時間9日)、9日に開幕するイタリア国際のダブルスに姉のビーナス(35)とともにエントリー。会場のあるローマで会見したセリーナは「五輪でプレーしたい気持ちは強い。私はビーナスとプレーするのが大好きだし、彼女が最高のパートナーだと思っている」と話した。
ウィリアムズ姉妹は五輪の女子ダブルスでは00年シドニー、08年北京、12年ロンドンと3大会で金メダルを獲得。シングルスではビーナスがシドニー、セリーナはロンドンで、それぞれ頂点に立っている。
五輪のダブルスに出場できるのは1カ国2組まで。選考要件は各国によって異なるものの、同姉妹の出場は、ほぼ決定的とみられる。
世界のトッププレーヤーにとって五輪でのメダル獲得は名誉とされるが、同姉妹は巨額の収入も見込める。
複数の米メディアによれば、前回のロンドンで連覇を達成した際には米国オリンピック委員会の報奨金、契約するスポーツ用品メーカーなどスポンサー企業からのメダル獲得ボーナスがあり、収入が激増。セリーナの前年の収入は850万ドル(約9億1000万円)だったが、12年には2050万ドル(約22億円)まで増えたという。金メダル獲得で1200万ドル(約13億円)を得た計算だ。
セリーナが五輪にこだわるのは当然か。