続く中4日先発 ヤンキース田中“未体験”の不安をどう払拭
そのヤンキースは現在、20連戦のさなか。6日に左腕エースのサバシアが故障者リスト入りしたこともあって、田中は10日のロイヤルズ戦も含めて3登板連続で中4日を強いられる可能性が高くなっている。田中は過去に2登板連続中4日が2度あり、2度とも登板後、異常を訴えて戦列を離れた。1度目はメジャー1年目、14年7月の右肘靱帯部分断裂だ。3登板連続中4日は経験がない。
そのうえ靱帯の部分断裂は完治していないどころか、いまも引きずっているというのが首脳陣の判断らしい。
「首脳陣はボールをリリースする際の最後の押し込みが足りないとみています。前回登板でストレート系がすべてツーシームだったのもおそらくそのため。リリースするときにボールに強烈なスピンをかけるフォーシームは、投げたくても投げられないのでしょう」(ヤンキース担当外国人記者)
右肘に不安を抱えたまま、3登板連続中4日の未体験ゾーンに臨むであろう田中に不安やトラウマはないか。多数のプロスポーツ選手やアスリートのメンタルトレーニングを指導する高畑好秀氏がこう言う。