格下相手にまた“エルボー” 白鵬にプロレス転向のススメ
国技館にブーイングの嵐が巻き起こった。
標的は当然、横綱白鵬(31)である。立ち合いで琴勇輝の左頬を張ると、変化しながら続けざまに右のヒジ打ち。琴勇輝が左手を出していたのでヒジは不発に終わったものの、変化で体勢を崩した相手を難なく押し出した。
これには中継の解説を務めていた舞の海(元小結)も、こう苦言を呈した。
「かち上げは反則ではない。しかし、それをしないところに横綱の高い精神性がある。相手を痛めつける競技ではないのですからね」
かち上げは本来、ヒジで相手の体をずり上げ、上体を起こさせるのが目的の技だ。それを白鵬は顔面にエルボーをぶつけにいく、打撃技として多用している。
「いっそプロレスに転向しろ」とは某親方だが、確かに相手を痛めつけてナンボのショーならば、大好きなヒジを見舞っても文句は言われない。それどころか、殴る蹴るが奨励される世界だ。サディストの白鵬にとって、プロレス以上に加虐心を満たせる舞台はないだろう。
今すぐ土俵を下りて、リングに上がるべきだ。