「格下力士もやり返せ」 白鵬“無品格”相撲に専門家がゲキ
もちろん、白鵬相手に付け焼き刃の張り手、かち上げが通用するかという問題はあるだろう。しかし、それくらいの気概を持たずに、どうして横綱を倒せようか。
■無策はファンへの裏切り
相撲評論家の中澤潔氏は「今の日本人力士は闘争心がない」と、こう続ける。
「確かに最近の白鵬の相撲は醜い。しかし、それに負ける力士は、もっと情けない。昔の力士は『どうすれば横綱を倒せるか』と常に考えていましたよ。今は横綱に負けるために出てくるようなものです。一発かまして、お客さんを喜ばせてやろうという肝っ玉がない。どうも近年は横綱の顔を張るのは失礼という意見もあるそうですが、とんでもない。そもそも、横綱自身が勝つために手段を選んでいないのだから、格下力士は何を遠慮することがあるのか。不可能を可能にする手を仕掛けないのでは、番狂わせを期待するお客さんへの裏切りですよ」
すっかり開き直っている白鵬に“お嬢さま相撲”で勝てるわけがない。日本人力士は張られたら張り返すくらいの根性を見せてみろ。