米調査会社が予想 リオ五輪メダル量産は「女子選手」が鍵
今年8月のリオ五輪では女子アスリートの更なる躍進が目立ちそうだ。
スポーツデータを扱う米国の調査会社「グランスノート」は19日(日本時間20日)、リオ五輪での国別のメダル獲得予想を発表。同社が世界選手権やW杯などの成績を基に算出したデータによれば、メダル獲得数は米国が金メダル42個を含む102個でトップ。中国が78個(金31個)で続き、陸連による組織的ドーピングなどで多くの選手の出場が危ぶまれるロシアは66個(同22個)で3位に入った。
日本はJOC(日本オリンピック委員会)が「金14個」を目標に掲げているが、上位に名を連ねていない。開催国のブラジルは同国史上最多の25個で10位につけた。
その他、オーストラリアが金18個を含む41個で4位に入ったが、同社では「メダルの数では英国やドイツも豪州と並ぶ可能性はある」としている。
上位にランクしている国で共通するのは、女子アスリートによる活躍だ。
米国や中国では総獲得数のうち、5割以上を女子が占めると予想されている。卓球やバドミントン、体操などでメダル獲得が有力視される中国では女子の比率が最多の58%に達するという。