今季防御率5点台…巨人“鉄人”山口の不調をOB投手分析
この日は田中、菊池、丸の3人に19球を投げ、一度も空振りが奪えなかった。全盛期は150キロを超えていたことを考えれば、確かに球威も落ちている。さらに高橋氏が指摘するようにスピンが利いていないため、空振りを奪えないのである。
巨人は今季初の4連敗。貯金は1となった。尾花投手コーチは「最後はコントロールミス。状態は悪くない」と言った。
原前監督は山口を「うちの生命線」と言ってあがめていた。巨人はこの日、阿部が二軍戦でDHとして実戦復帰したが、リーグ最低得点力の貧打より「生命線」の異変の方が一大事なのは言うまでもない。