夏は絶対甲子園に…横浜高校に2年ぶり“指導復帰”の理由
「勝負強い」とは何か。緊張でガチガチになるような大舞台でも、自分の力を発揮できることだ。今年のように王者で臨む県大会で受け身にならず、いつも通り戦えるか、なのである。
「強い横浜」が終わってしまうのは私もつらい。14年8月いっぱいで退任した際、今の3年生は1年生だった。私を頼りに入学してくれた選手もいたため、心残りや申し訳なさがあった。この夏は何とか甲子園に行かせてあげたいと思っている。
先日、定期的に指導している札幌第一に、初戦敗退したセンバツ後、初めて行ってきた。まず指摘したことがある。
外野手が定位置付近から送球する際は、一人で投げるつもりでやって欲しい、ということ。ワンバウンドで直接バックホームができるものを内野手が中継すれば、0.5秒ほど遅くなる。最初からカットマンをめがけて投げていては外野手の肩は強くならない。全国で夏への戦いは始まっている。